「おぼろづきよ」と一曲めにも入ってる「ふるさと」は共に作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一の作品とされています(おぼろづきよの方の作曲者は諸説あるそうですが)。元は文部省唱歌として作られて作者不詳戦後まで作者の名前は非公開だったようです。両曲共に歌詞もメロディーも本当に美しくて素敵な曲ですね。
実は「ふるさと」の方はよく知っていたのですが、「おぼろづきよ」は小さい頃に歌った記憶もなく、どこかで聴いたことあるかもな?ぐらいな感じで今年に入るまでほとんど知りませんでした。ある日、久里子がこの曲を歌っていて「この曲やってみようよ?」と言ったのがきっかけでビデオシリーズでやってみることにしました。アレンジは久里子によるもので、原曲の魅力を損なわず、ハーモニーがより豊かになって、久里子の声ともよくあってとても好きです。
僕はうちの母が音楽を聴くのが好きなもあり、家では何かしら音楽は流れていました(主に吉田拓郎、井上陽水、ボブ・ディラン、ジョン・デンバーみたいなフォークが多かった)。だんだん小学生3年から5年生ぐらいまではいわゆる今でいうJ-popをラジオのとかで(歌のベスト10とかTop40かのラジオ番組よくありましたよね、今はないのかなぁ?)で流行りを追いかけていました。それが6年生の時ビートルズに出会いそれ以降、だんだん洋楽しか聞かない少年になりました。やっぱ特にアメリカのなんとも乾いた音が好きになって、なんか湿っぽいような日本の曲はダサいと思ってきたわけです、ちょっと周りの子と違うことして、カッコつけたいというのもあったでしょうね。
そんなアメリカかぶれだった僕ですが、だんだん日本の外に出て日本の良さに氣付くことができ、特にうちの子供達は二人ともアメリカ生まれなので、やはり子育てをするようになって日本の美しい文化を良さを引き継いていって欲しいなと思うようになりました。うちの子たちも両親がレコーディングの為になんどもこの曲を弾いて歌うのを聴いてすっかり覚えてくれて、一緒に歌ってくれてとりあえず作戦成功で嬉しい限りです。
春の歌なのでちょっと季節外れではありますが、楽しんでいただければ嬉しいです。
それでは今日はこの辺で!