ワンス・アポン・ア・タイム

むかしむかし、あるところに、「Once upon a time」という表現はそんな感じで昔話の最初に使われる英語表現です。

アルバムの3曲めに入っているこの曲。タイトルは、なにげなく言った久里子の「この曲なんか昔話の曲みたいだね。」という一声でこの名前をつけました。ちなみに僕のファーストアルバム「On my way back home」に入っているKura(くら)という曲は、共にニューヨークで活動し今は関西を中心に大活躍のドラマー、中村雄二郎と最初にそのKuraを初めて演奏し終わった時の「暗(くらっ)!」という一声で名付けました。最近、スピリチュアルな世界とか第六感とか目に見えない世界にとても興味があり(音も目に見えないですしね)こういうなにげない一言とかも、なにかのメッセージかなとか思ったりして日々生活してます(要するに変人?)。

むかしむかし、といえば最近レッスンも取ったりしてクラシックギターをよく練習していて、16世紀から近代のものまでいろんな曲を弾いています。クラシックギターを始めたきっかけも、昔の曲をちゃんと弾けるようになればその当時生きていた人々の意識とか思考に繋がれるかな?と思ったのも理由の一つです。音楽にしてもその他の芸術、建築などにしても昔の人たちの作品には進化しているはずであるはずの現代人でも作れないようなものがたくさんありますよね。きっと、今の僕らが感じられないようなことごとを感じられる感覚があったんじゃないかな?と思って少しでも過去の叡智を吸収したいなと思うわけです。

謎のステンドグラス

今住んでいるBrooklynにある家は結構古い(築百年ぐらい?)のですが、ダイニングルームに↑の写真のような謎のステンドグラスがあります。今の経済効率優先の建築では同じような建物ばかりでこんなものなかなか作らないですよね。ニューヨークの百年以上前のビルとか色々彫刻とか凝ってたりとかとても豊かな感性が感じられて好きです。

何百年か先にもし誰かがこの曲を聴いたらどう感じるのでしょうか?
皆さんもよかったら過去に未来に思いを馳せながら聴いてみてください。
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それではまた明日!